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ミラコエ設立への道のり

高校3年生の夏、「若者の政治離れを解決したい」という思いから学生団体ミラコエを立ち上げるまでの道のりをお話しします。

きっかけは、17歳の夏に感じた違和感でした。まもなく選挙権を得る年齢になるのに、「どの候補者や政党に投票すれば良いのか」「各政党の公約や政策は何か」という基本的なことがわからない自分に気づいたのです。

学校では議院内閣制や三権分立は学んでも、実際の政治について考える機会はほとんどありませんでした。調べを進めるうちに若者の投票率の低さを知り、将来の主権者である若者に政治を考える十分な機会を提供していない教育が一因ではないかと考えました。

そこで高校3年生の6月、「政治家の話を聞いて模擬投票を行おう!」というイベントを企画。5つの国政政党から政治家をお招きし、「もし国家予算が十兆円増えたら何に使うか」というテーマで議論していただきました。

このイベントには同志社中学校・高等学校から200名以上が参加し、複数のメディアからも取材を受けました。この経験が、ミラコエ設立の原点となりました。

未熟な高校生の発案にも関わらず、ご協力いただいた先生方、政治家の皆様、そして参加してくれた友人たちに感謝しています。この経験を胸に、大学でも活動を続けていきます!

ミライ選挙を成功させるまでの苦労と喜び

300名の参加者、5名の国会議員を招いた大イベントを成功させるまでの道のりを振り返ります。

2025年2月16日に開催した「若者による若者のためのミライ選挙」。参加者300名、5名の国会議員をお招きしての大イベントでしたが、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。

結成してまもない任意団体であったため、政党に連絡しても断られ、大抽選会の景品協賛を依頼するために約100社の企業に連絡しても反応がなく、4,000部印刷したチラシを配っても受け取ってもらえないことが多々ありました。SNSの運用も思うようにいかず、イベント開催2週間前の時点で参加申し込みがわずか15人程度という時期もありました。

そんな苦しい時期でも、諦めずに試行錯誤を続けるメンバーたちや、「うまくいかないのであれば、原因を分析してもっと高校生なりに頑張るといいよ!」と励ましてくれる方々に支えられました。

気温が氷点下の中、京都河原町、同志社高校前、立命館大学前、北大路駅前の4箇所でチラシ配りを行い、約50社の企業に足を運んで協賛の依頼をし、メンバー全員で友達に参加を呼びかけました。

その結果、5名の国会議員の方々に登壇いただき、21の企業・団体から協賛を受け、約300名の若者が参加するイベントを実現することができました。アンケート結果でも97%の参加者が「また参加したい」と回答してくれ、8.45/10という高評価をいただきました。

あきらめずに一歩一歩進み続けることの大切さを学んだ貴重な経験でした。これからも困難にめげず、より良い社会を目指して活動を続けていきます!

スキーと政治活動 - 二刀流の挑戦

一見関係のないスキー競技と政治活動、その両立から学んだことを共有します。

私はスキー競技と政治活動という、一見すると全く関係のない二つの活動に取り組んできました。フリースタイル競技で全日本大会15位、ワールドジュニアツアーで2位の成績を収め、高校1年時に部活動で始めたアルペン競技では府大会3位、全国IH出場の成績を収めてきました。

この「二刀流」の経験は、政治活動においても大いに役立っています。特に以下の点で共通点を感じています:

1. **目標設定と計画的な練習**:スキーでは練習メニューを自分で考え、目標に向けて計画を立てる経験が、ミラコエの活動計画にも活かされています。

2. **挫折と克服**:競技での失敗や挫折を乗り越える精神力が、政治活動での困難にも対応する力になっています。

3. **仲間との協力**:チームでの活動を通じて培った協調性が、団体運営にも活かされています。

4. **時間管理能力**:限られた時間の中で両立させるため、効率的な時間管理が身につきました。

札幌雪まつりでのスキーセッションパフォーマンスという特別な経験も、多くの観客の前で自分の力を発揮するという点で、政治イベントの運営と共通点があります。

異なる分野での挑戦は、多角的な視点と柔軟な思考力を育んでくれました。これからも様々なことに挑戦し続けていきたいと思います。

教育格差解消への挑戦 - アスラボ構想

大学入学を機に本格的に取り組みたいプロジェクト「アスラボ」について紹介します。

大学入学を機に本格的に取り組みたいプロジェクト「アスラボ(明日を、作る研究所)」について紹介します。

高校生の頃、学校での画一的な知識詰め込み型教育に物足りなさを感じていました。自分の興味関心を深める「探究」の機会を求めていたものの、「何に興味があるのか分からない」「どう探究を進めればいいのか分からない」という壁に直面していました。

また、地域や家庭環境によって受けられる教育支援に大きな差があることも知りました。都会の私立高校では専門家を招いた探究授業があるのに、地方の公立校ではそんな機会すらない。これは本当に公平なのでしょうか?

こうした課題を解決するため、AIと人間のハイブリッド支援モデルによる探究学習支援プラットフォーム「アスラボ」を構想しています。AIによる基本的な探究支援を無料で提供し、より深い悩みには人間の専門家が寄り添うという形です。

さらに、同じ「好き」を持つ仲間と繋がれるコミュニティ機能も重視しています。「海洋生物が好き」な子同士が出会い、刺激し合える場を作りたいと考えています。

現在、学習支援AIツールのプロトタイプを作成し、自分自身で試験的に利用しています。4月からはテストユーザーへの提供も始める予定です。

「自分の好きを見つけて、それを深めて、未来につなげる」。そんな当たり前のことがすべての若者にできる社会を目指して、大学でも挑戦を続けていきます。